1日午後、ソウル中心部で開かれた朴槿恵大統領の弾劾に反対する市民集会=黄宣真撮影
韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾(だんがい)を巡り、賛成・反対両派が1日午後、ソウル中心部でそれぞれ大規模な集会を開いた。憲法裁判所の判断が近づき、国論の分裂を懸念する声も出ている。
特集:朴槿恵大統領
1日は日本統治下で起きた抗日運動「3・1独立運動」の記念日。弾劾反対派が運動の象徴にしている国旗(太極旗)が掲揚される日にあたる。反対派はこの日午後、ソウル・光化門で集会を開き、「弾劾無効」「朴大統領は無罪」などと主張した。
江原道(カンウォンド)に住む公務員、姜承延さん(26)は「集会の様子を知りたかった。年配者ばかりという報道と違って、幅広い市民が参加しているようだ」と語った。反対派は2月2日の朴氏の誕生日に激励の手紙を送り、朴氏からお礼の返事をもらったとしている。
韓国社会世論研究所が2月26…