昼が近づくと店は作業員たちでにぎわう=2月15日、福島県大熊町の福島第一原発構内、杉本康弘撮影
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東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所。昨年3月、その構内にコンビニエンスストア「ローソン東電福島大型休憩所店」ができた。
作業服の男たちが5人ほど、眠そうな顔つきで廊下に立っていた。午前5時55分。あと5分で開店だ。
「おはようございます」。あいさつを合図に、店の中はすぐに客でいっぱいになった。サンドイッチやおにぎりを抱えた客の列が伸びていく。
「いつも通り?」
店員が客に声をかけた。うん、…
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