北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、岸田文雄外相は6日午前、米国のティラーソン国務長官、韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相とそれぞれ電話で協議し、北朝鮮に対してさらなる挑発行動の自制や国連安保理決議の順守を強く求めていくことを確認した。
北朝鮮、弾道ミサイル4発を発射 飛距離1千キロ
北朝鮮ミサイル問題
岸田氏は電話協議後、外務省で記者団に「ティラーソン長官とは安保理において強いメッセージを出すことで一致した」と述べた。ロシアのラブロフ外相や中国の王毅(ワンイー)外相とも今後、電話で協議することも検討しているという。
■米大統領補佐官「トランプ大統領は安倍首相を強く支持」
北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、谷内正太郎・国家安全保障局長は6日午前、マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)と電話で協議した。谷内氏は「北朝鮮による度重なる挑発行為は断じて容認できない」と日本の立場を伝え、マクマスター氏は「トランプ米大統領は安倍(晋三)首相を強く支持する立場を明確にしている」と応じた。
日本政府の説明によると、両氏は日米が緊密に連携し、対応することを確認。日米韓の安全保障協力のさらなる強化が必要だとの認識で一致した。