内蒙古(内モンゴル)自治区新型コロナウイルス対策指揮部が26日に開催した第70回記者会見で、内モンゴル疾病予防管理センターの王文瑞主任は、「当センターの専門家が、呼倫貝爾(フルンボイル)市疾病予防管理センターに行き、同市で今月21日に新型コロナウイルス感染が確認された2人のゲノムシークエンシングを行った」と紹介した。中国新聞網が報じた。
王主任は、「ゲノムシークエンシングの結果、今回、満洲里市で確認された新型コロナウイルス感染者のウイルスは、L型欧州家系分支I(B.1.1分支)で、既に公開されている世界の新型コロナウイルス遺伝子配列データバンクと中国に流入した新型コロナウイルスの遺伝子配列データバンクを比較すると、ロシアで流行しているウイルス株に酷似している」と説明し、「満洲里市の今回の集団感染は、海外から流入した新型コロナウイルスが原因だろう」との見方を示した。
そして、「今後、当センターは、今回の集団感染の感染源を調査し、その他の感染者にもゲノムシークエンシングを行って比較する」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月27日