野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、2次リーグE組を首位で突破した日本代表「侍ジャパン」が空路で決勝ラウンドのあるアメリカに向かった。日本代表はアリゾナ州で18日(日本時間19日)にカブス、19日(同20日)にドジャースの大リーグ球団と練習試合をした後、ロサンゼルスに移動。21日(同22日午前10時)にF組2位との準決勝に臨む。
■体調管理や時差調整を優先
日本代表は16日夜、羽田空港発の便で米国に旅立った。出発前に取材に応じた小久保監督は「まずは準決勝がすべて。今度は我々が乗り込んでいく。より強い気持ちが必要」と語った。アリゾナ州ではチーム全員での決起集会などは開かず、体調管理や時差調整を優先することを明かした。唯一の大リーガーのアストロズ・青木は「基本的には今まで通りの戦い方をすること。それで結果がついてきたわけだから」。大リーグで5年プレーし、他国の選手の情報は持っている。チームメートに積極的に伝えていくつもりだ。