フリーで演技する友野一希
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権第2日は16日、台北アリーナで男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)14位の友野一希(大阪・浪速高)が143・16点を出し、合計211・28点で9位になった。SP12位の島田高志郎(岡山・就実中)は合計194・10点で14位。2人の合計順位が28位以内となり、来季大会の出場枠2を確保した。ビンセント・ゾウ(米)が合計258・11点で優勝した。アイスダンスのショートダンス(SD)は、深瀬理香子(大東大)、立野在(法大)組が50・44点で15位発進。
フィギュア特集 Kiss and Cry
〈アイスダンスSD15位の深瀬、立野組の立野〉 自己ベストを4点近く上回る。「すごくいい点数。うまく力を使い、息も合っていた」
■「来季の2枠」2人で確保
フリー前、次回大会の出場枠2獲得の重圧を感じていた18歳の友野に、15歳の島田が「気にしないで。自分で勝ち取るから」と声をかけた。友野は最初の4回転ジャンプで手をつき、前半は苦戦したが、「彼を安心させたい」と後半、四つのジャンプを決めて踏ん張る。島田も腰の痛みに耐えて演技をまとめ、2枠を確保した。「ホッとした。来季は3枠を目指したい」