六回裏日本無死、筒香は先制の中越え本塁打を放つ=川村直子撮影
(15日、WBC2次リーグE組 イスラエル3―8日本)
2017WBC特集
4番の一振りが流れを変えた。0―0で迎えた六回先頭の第3打席。「とにかく強い打球を打って塁に出ようと思った」という筒香の打球は、ぐんぐんと伸びた。センターバックスクリーン右への豪快な一発。小久保監督も「やはり日本の4番」とうなった。
三回まではいずれも先頭打者が出塁し、得点圏に走者を進めながら無得点。強攻しては失敗し、三回は菊池が犠打を失敗した。重苦しい展開が、筒香の一発から急変。この回、さらに4長短打に青木の押し出し死球などで計5得点した。
「チームが勝てばそれでいい」が信条。1、2次リーグ全6戦で3本塁打を放ち、状況に応じた打撃も披露した。不動の4番が次は米国に活躍の舞台を移す。
○松田 六回1死一、二塁から左翼への適時二塁打。「1打席目はチャンスを逃していたので、しっかり集中して、取り返す気持ちでいきました」