力投する神戸国際大付の投手黒田=角野貴之撮影
(24日、選抜高校野球 東海大福岡2―1神戸国際大付)
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九回、味方の失策が続いてサヨナラ負け。それでも神戸国際大付の左腕黒田は自らを責めた。「先頭の四球がいけない。制球力が持ち味なのに、延長とか違うことを考えてしまった」
10奪三振で五回以降は無安打。変化球を低めに集めた。「大観衆の前で粘り強く投げられた。それは自信にしたい」。最後も狙い通り、チェンジアップで遊ゴロを打たせた。打っても2安打で出塁したが、本塁を踏むことはできなかった。
「夏までに体作りから、一からやり直します」。何度も唇をかんだが、言い訳はしなかった。
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●青木監督(神) 「普段は失策のないチームなのに重い展開になったことが響いた。接戦は相手の持ち味。前半で離しておきたかった。悔いが残ります」
●後藤(神) 二塁手。九回1死一、二塁での遊ゴロで併殺を狙ったが、一塁へ悪送球し決勝点を許す。「早く併殺をとりたいと焦った部分があった。一球の大切さが身にしみて分かった」