仙台空港を運営する「仙台国際空港」は24日、着陸料が乗客数によって変動する新たな料金システムを、4月1日から国内外の13路線すべてで導入すると発表した。これまで、他の空港も含めて国内線では同様の仕組みはあったが、国内の空港で初めて国際線にも拡大した。
閑散期の経営リスクを和らげることで、航空会社の新規就航や増便を促す狙いで、民営化された昨年7月から計画してきた。
国際線で250席の飛行機を就航させた場合、搭乗率80%なら着陸料は約10万円だが、40%に下がれば7万4千円に減額する。国内線の割引率も従来より大きくするという。
仙台空港と結ばれていない都市に定期路線を新設した場合、国際線は1年目の着陸料や施設保安料を無料にする新たな割引制度も導入。2年目は75%、3年目も50%割り引く。国内線も1年目は80%、2年目は50%、3年目は20%、それぞれ割引する。(木村聡史)