政府専用機でカンボジア・プノンペン国際空港に降り立ち歓迎を受ける野田佳彦首相(中央)と仁実夫人(左)=2012年11月
「(首相夫人だった)私の妻は、1人で電車移動をしていました」――。
特集:森友学園問題
民進党幹事長で前首相の野田佳彦氏が26日の講演で、森友学園問題の渦中にいる安倍晋三首相の妻昭恵氏と自身の妻仁実氏を比べ、こう語った。国家公務員5人が総理夫人付としてサポートする昭恵氏の「公人性」を強調した格好だ。
新潟県新発田市で語った。仁実氏は首相夫人時代、海外出張などには外務省職員の支援を受けたが、常勤ではなかったと説明。基本的に移動時は電車を1人で利用していたという。「安倍夫人の場合はかなり異例だ。この問題はいくら(追及を)やっても、野田家にはブーメランで返ってこない」と語り、会場の笑いを誘った。
野田氏はまた、常勤2人を含む…