被爆者の尿や血液が保存される「ロボット式フリーザー」の内部。両側にずらりと並ぶ保管庫の間をロボットが動き、自動で入出庫する=広島市南区、上田幸一撮影 放射線は人体にどんな影響を与えるのか。その調査を目的とした原爆傷害調査委員会(ABCC)が広島に設立されて70年。朝日新聞社は、研究を受け継いだ日米共同運営の機関「放射線影響研究所」(放影研)の許可を得て、通常は見られない健康調査の様子や、試料、診療録など被爆者の膨大なデータが集積された非公開のエリアを取材した。 特集:核といのちを考える 特集:被爆者5762人アンケート 広島の市街地を見下ろす比治山山頂に、かまぼこ形の建物がいくつも連なる。広大な放影研の敷地は約2万3千平方メートルに及ぶ。 1月下旬、広島市東区の被爆者、河野昭人さん(90)はここで、2年に1回の成人健康調査を受けた。がん以外の病気の発症と放射線量の関係を調べるのが目的で、身長や体重の測定、X線や超音波の検査をする。通常の健康診断とほぼ変わらないが、職員が調査内容を書面で示し、血液や尿を保存して調査に使うことなどに理解を求める。 「血液から遺伝子を取り出して解析させていただきます」 河野さんは採血などの後、「診察室1 EXAMINATION ROOM1」などと書かれた部屋が並ぶ健診エリアに入った。同意を得て採取された血液や尿は、2015年春に導入された超低温保管庫「ロボット式フリーザー」(長さ12・6メートル、幅3・5メートル、高さ2・8メートル)で長期保存される。 ロッカーのような保管スペースがずらりと並ぶ庫内に、試料入りの容器トレーを入れると、容器に記されたQRコードに従ってロボットがトレーを運び、該当の場所へ。ロボットの移動スペースは零下20度、保管庫内は零下80度に設定されている。 これまでは放影研内の研究部門… |
放影研70年、被爆者データを蓄積 原発事故作業員も
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
IOC会長にバッハ会長が再選
「メーデー」休暇は5連休に 今年の他の祝祭日も併せてチェック!
作業用具を団扇に持ち替え、漢服姿で迎えた国際女性デー 陝西省
人魚舞う「深海」火鍋の宴で国際女性デーに女性たちを祝福 重慶市
国際女性デーにチャイナドレス姿で選挙制度整備支持する署名活動 香港地区
中国軍事科学院、新型コロナワクチンの3期臨床試験データを発表
WHOの専門家、中国の新型コロナワクチン評価データを高評価
中国、2ヶ月で新型コロナ変異種に対応するワクチンアップデートが可能
「中国火星村」プロジェクト、重要な科学データと成果を獲得
海底データキャビン、珠海でお披露目
33回目の「世界エイズデー」、コロナ下のエイズ予防に注目
北京、2025年に世界新型スマートシティのモデル都市に
<企画>1-10月の経済情勢に関するデータを発表 中国
中国の2021年の祝日・連休スケジュール発表
中国、初のデジタルツイン水深実景ビッグデータプラットフォームを構築
<企画>1-9月の経済情勢に関するデータを発表 中国
第14次五カ年計画期間にデジタル技術主導の社会ガバナンス革新の加速を
史上初の快挙!中国の映画興行収入が北米を抜き世界一に
【人民網時評】TikTok配信禁止を一時差し止め 米の名誉挽回
<企画>1-8月の経済情勢に関するデータを発表 中国
世界自殺予防デー、「心の風邪」をどうやって見つける?
米株下落で「ブラックチューズデー」ダウ平均600p超低下
歴史が語る!旧日本軍の細菌戦に関するデータバンクを無料で一般公開
中国科学院、病虫害モニタリング・予測システムの最新版を発表
<企画>1-7月の経済情勢に関するデータを発表 中国