節目の大会における代表校数の変遷
大会史上最多となる56校が甲子園に集うことになった来夏の第100回全国高校野球選手権記念大会。福岡が2代表に増えることについて、今春の選抜大会で8強入りした福岡大大濠の八木啓伸監督は「夢の舞台を経験できる球児が2倍になる。喜ばしい」と歓迎した。甲子園までの試合数も減るが、「体力面よりむしろ選手のモチベーションが高まる方が大きい。盛り上がるでしょう」。
来夏の甲子園、史上最多56代表校で開催 福岡から2校
動画もニュースもバーチャル高校野球
78回大会(1996年)の東筑を最後に、福岡は私立勢が夏を制している。夏の全国選手権に過去10回出場している県立の古豪、小倉の牧村浩二監督は「チャンスが広がったのは確かだが、公立校は相変わらず厳しいと思う。選手は発奮材料にしてほしい」と、改めて気を引き締めた。
代表校が増えたこれまでの記念大会で、福岡は130を超える参加チーム数がありながら1代表だった。県高野連の野口敦弘理事長は「主催者、阪神甲子園球場に配慮していただき、本当にうれしい。春の選抜では出場した2校ともベスト8に入った。第100回大会では、これに負けない成績を残せるよう頑張り、今回の決定に応えたい」などと話した。
昨年の福岡大会には134チーム(135校)が参加。北部(64チーム)、南部(70チーム)それぞれを8パートに分けて4回戦まで戦い、16強から南北交えて代表を決めた。第100回大会の地区割りについて県高野連は「まったくの白紙」としている。