SDGsの目標が書かれたパネルを持ちレッドカーペットに並ぶ西川きよしさん(中央)ら=23日、那覇市、竹花徹朗撮影
SDGs(エスディージーズ)。人類と地球の繁栄のために国連で採択された「持続可能な開発目標」。まだなじみの薄い言葉だが、その普及に吉本興業が一役買うことになった。国連と吉本。異色のコンビで、世界が抱える課題の解決に取り組む。
特集:SDGs 国谷裕子さんと考える
23日、那覇市。国際通りに敷かれたレッドカーペットの上を、メッセージ入りのカラフルなパネルを手にした一団がにこやかに進んでいく。
「貧困をなくそう」
「飢餓をゼロに」
吉本興業が企画や運営に関わり、沖縄県内各地で催した「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」。その最終日、タレントの西川きよしさん(70)と国連広報センターの根本かおる所長(53)を先頭に、若手芸人16人が、SDGsの17の目標を掲げた。
西川さんは、ぎょろっと目を見開いて礼儀正しくメディアの取材に対応。「国連と一緒に、2030年を目指して自分のできることをする」と意気込んだ。隣で根本さんがうなずいた。
吉本側に協力を求めたのは、根…