放水銃やカメラを備えたバスケットに遠藤彰良市長を乗せて上昇するはしご付き消防車=徳島市新蔵町1丁目
はしごの高さが日本一の消防車が徳島市消防局東消防署(新蔵町1丁目)に配備された。金沢市と愛知県岡崎市に続く国内3カ所目の導入。先端のバスケットは一般的なマンションの18階にあたる高さ54・7メートルまで届くという。
消防車メーカー、モリタ(兵庫県三田市)製を税込み2億1762万円で購入した。車体は長さ12メートル、幅2・5メートルで大型バス並みのサイズ。旧はしご車(はしご高50・2メートル)は1995年に導入し、今年3月末までに257回出動したが、老朽化のため更新した。
市内には31メートル以上の高層建築が111棟、うち50メートル以上は5棟あり、市民病院など3棟に新たに対応できるようになった。ビルでの救出や放水のほか、はしごは下にも伸ばせるため水難救助にも活用する。「緊急消防援助隊」として県外への出動も想定されている。
はしご先端のバスケットに3人…