会場に集まった観客に頭を下げる徳島の岸田一宏社長
サッカーJ2徳島の岸田一宏社長は3日、4月29日の千葉―徳島(フクアリ)の試合中に、徳島DF馬渡がボールボーイを小突いて退場処分になり、試合終了後には男性サポーターが別のボールボーイにアルコールとみられる液体をかけた問題について徳島県鳴門市内で会見し、「多大なるご迷惑をおかけし、深くおわびする。今回の事象を深く反省し、信頼回復に全力であたりたい」と謝罪した。
この日、本拠のポカリスエットスタジアムで行われた福岡戦を前に、クラブは約20人のサポーターと今後の応援態勢について話し合った。この日は拡声機や鳴り物を使った応援を自主的に禁止し、サポーターの団体名が入った横断幕も撤去したが、具体的な解決策の決定は持ち越した。岸田社長は会場の観客に謝罪した。
Jリーグはすでに、馬渡について2試合の出場停止処分を科し、徳島は馬渡に5日までの謹慎及び練習参加停止、減給2割(1カ月)、今季中の社会貢献活動の実施の処分を下している。また、アルコールとみられる液体をかけた男性サポーターについては徳島の全公式戦について無期限の入場禁止処分としている。