渋谷恭正(やすまさ)容疑者の再逮捕を受け、女児の遺影の前で思いを語る父レェ・アイン・ハオさん=千葉県松戸市六実、川嶋かえ撮影
千葉県松戸市のベトナム国籍女児(当時9)の殺人・死体遺棄事件で、県警は5日午前、保護者会長だった渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)を殺人などの疑いで再逮捕した。
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女児の父レェ・アイン・ハオさん(34)は5日朝、渋谷容疑者が殺人などの容疑で再逮捕されたとの報告を県警捜査本部から受け、松戸市の自宅で朝日新聞などの取材に応じた。女児の遺影が飾られた祭壇に焼香した後、涙目でうつむきながら、「安心して天国に行ってね、と声をかけたい」と言葉を絞り出した。
ハオさんは事件の犯人への思いを聞かれ、「許すことができない。極刑を望む」と答えた。渋谷容疑者が死体遺棄容疑で逮捕された先月14日以降、黙秘を続けていることについては、「自分がやったなら真実を話してほしいし、やっていないならやっていないと言ってほしい」と話した。