ワールドレディス選手権サロンパス杯第3ラウンド17番でショットを放つアン・シネ
「セクシークイーン」に「スイートハート」、「スマイルクイーン」も活躍中――。国内女子ゴルフツアーの今季初の公式戦、ワールドレディス選手権サロンパス杯で、アジアの人気選手たちがギャラリーの熱視線を集めている。
韓国ツアー3勝で、「セクシークイーン」の異名を持つアン・シネ(26)は、トレードマークとなっているひざ上30センチのミニスカートで登場。6日の第3ラウンドは、1組目の午前8時スタートとしては異例の数のギャラリーに囲まれた。予選通過ラインギリギリの58位でスタートし、32位に浮上。初参戦の日本ツアーで手応えをつかみつつあるようで、「明日は最大限に自信を持って、攻撃的に回りたい」。7日の最終ラウンドはイ・ボミ、金田久美子と同組で、さらにギャラリーを集めそうだ。
中国ツアーで活躍し、愛らしい表情から「中国国民のスイートハート」と呼ばれているセキ・ユウティン(19)は、171センチの長身を伸びやかに使ったスイングで、第3ラウンドは10位。父の仕事の都合で4歳まで福井県で育ったこともあり、今季から日本ツアーに参戦中だ。今大会が今季10試合目で、ファンをグングン増やしている。
単独首位で最終日を迎えるのは、韓国で「スマイルクイーン」の愛称を持つキム・ハヌル(28)。前週のサイバーエージェントレディスで日本通算4勝目を挙げており、「優勝した翌週は興奮が続いて、成績が悪くなることが多い。今回は冷静に、と思っています」。
この大会は2014年に成田美寿々が優勝して以降、15年はチョン・インジ(韓)、16年はレキシー・トンプソン(米)と海外勢の優勝が続いている。(渡辺芳枝)