8日の東京株式市場は、仏大統領選で、親欧州連合(EU)を掲げるマクロン氏が勝利したことを受け、日経平均株価が今年の最高値を更新した。終値は、前日より450円00銭(2・31%)高い1万9895円70銭。3営業日連続の値上がりで、東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同35・56ポイント(2・29%)高い1585・86。出来高は24億株。
マクロン氏の勝利を受けて投資家に安心感が広がり、エネルギーや金融など幅広い銘柄が買われた。市場では「トランプ相場も停滞していたが、重しになっていた大きなリスクが取り除かれたことで、今後は上げ基調になりそう」(大手証券)との声が出ている。