75年前、中国人民は14年間の長きに及ぶ困難に満ちた闘争を経て、中国人民抗日戦争に偉大な勝利を収め、世界反ファシズム戦争の完全な勝利を宣言した。(人民日報「鐘声」国際論評)
中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利75周年という歴史的節目において、中国は記念行事を厳粛に挙行して、歴史を銘記し平和を守る中国の揺るぎない決意をはっきりと示す。歴史を銘記するのは恨みを抱き続けるためではなく、これを戒めとするためである。歴史を伝承するのは過去にこだわるためではなく、未来を切り開き、平和の松明を代々伝えていくためである。近年中国は中国人民抗日戦争勝利記念日、烈士記念日、南京大虐殺犠牲者国家追悼日を法律で定め、荘重な記念行事を挙行することで、万民が心を一つにして、民族復興へと邁進する社会全体の強い力を一段とかき立ててきた。
中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利75周年という歴史的節目において、中国は記念行事を厳粛に挙行して、国際社会と共に世界の平和と発展の崇高な事業を推進する揺るぎない決意をはっきりと示す。戦争は鏡のように、人々に平和の貴さを一層はっきりと気づかせる。平和と発展はすでに現代のテーマとなっているが、世界は依然太平には程遠い。日本右翼勢力が侵略戦争がアジア各国にもたらした甚大な惨禍を無視して、依然として侵略戦争を否認、さらには美化さえしていることを軽視してはならない。現在の世界は過去百年間なかった大きな情勢変動の最中にあり、覇権主義とパワー・ポリティクスが未だ消滅せず、一国主義と保護主義が台頭し、国際法治・公平・正義が脅かされ、国連中心の国際体制及び国際法に基づく国際秩序が挑戦を受けている。苦難を経て得た平和の成果を守り、世界の共同発展を促進することは、各国共通の時代のテーゼだ。
中華民族はかねてから平和を愛する民族であり、中国は永遠に世界の平和を守る揺るぎないパワーだ。数10年来、中国は確固不動として平和的発展の道を歩み、世界平和の建設者、全世界の発展の貢献者、国際秩序の維持者であり続けてきた。不安定性と不確定性に満ちてしまった世界を前に、中国は「我々はどうすべきか」という時代の問いへの答えを積極的に探っている。近年、中国は新型の国際関係と人類運命共同体の構築を後押しし、『一帯一路』の共同建設を積極的に推進し、国連平和維持活動(PKO)に積極的に参加し、紛争問題に対して中国の特色ある解決の道を積極的に実践し、世界に安定性とプラスのエネルギーを与え続けている。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月3日