知人男性に熱湯をかけて死なせたとして、大阪府警は7日、大阪市西成区潮路2丁目の無職重田(しげた)幸男容疑者(43)を傷害致死容疑で逮捕し、発表した。重田容疑者は「お湯をかけたのは間違いないが、それで死んだとは思っていない」と容疑を否認しているという。
西成署によると、重田容疑者は7日未明、同区鶴見橋2丁目のアパートの一室で、ベッドに座っていた知人男性の肩から鍋に入った熱湯をかけるなどして死亡させた疑いがある。「男性が失禁したのに腹が立った」と供述しているという。死亡したのは部屋で1人で暮らす60代くらいの男性とみて身元を調べている。
重田容疑者は、男性とは4年ほど前に知り合い、男性の体が不自由だったため約2カ月前から男性宅を訪れて介護していたと説明。事件後、近くの無人の交番から「人を殺したかもしれない」と通報したという。