爆発があった病院では、軍が入り口で出入りする人を一人ずつチェックしていた=22日午後3時15分、バンコク、染田屋竜太撮影 タイの首都バンコクで22日、軍が運営する病院で爆弾によるとみられる爆発があり、20人以上が負傷した。この日は軍事クーデターから3年の節目で、批判勢力への締め付けを強める軍事政権に反発する者の犯行である可能性がある。軍政が掲げる「国民和解」にはほど遠い状況だ。民政復帰への道のりは曲折が予想される。 病院1階の爆発現場は周囲にロープが張られ、関係者しか近づけない。テレビ局のカメラマンが撮影しようとすると、軍関係者があわてて制止した。プラウィット副首相兼国防相の名前を冠した待合室に置かれた花瓶に爆弾が仕掛けられていた、と報じている地元メディアもある。病院は主に陸軍関係者やその家族らが利用しており、待合室にいた退役軍人らが、割れたガラスの破片などで負傷したという。 バンコクでは4月5日と5月15日にも、王宮からさほど遠くない場所で爆発があった。軍幹部は3件の爆発は「同じグループによるもの」との見方を示した。外交筋は「国民和解を掲げながら、批判勢力を力で抑えつけることで表向きの平穏を保ってきた軍政への反発ではないか」とみる。 タイでは伝統的に、国王を頂点に軍や官僚、都市の知識人らが支配層を形成してきた。しかし2001年に首相に就いたタクシン氏が農村などに支持基盤を確立すると、分断・対立が続くようになった。14年のクーデターも、タクシン氏の実妹のインラック首相に対する反対デモが続く中、軍が秩序回復や政治対立の解消などを名目に起こした。 軍政は、タクシン派など自らへの批判勢力を力で抑え込んだ。5人以上の政治集会は禁止され、言論統制も強まる一方だ。王室への中傷・侮辱を禁じる不敬罪も、軍政当局が自らへの批判封じに利用しているとの指摘が絶えない。 国際人権団体ヒューマン・ライ… |
バンコク病院爆発、軍事政権への反発か クーデター3年
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
香港地区選挙制度に関するG7外相声明に外交部コメント「中国への内政干渉を直ちに止め
「愛国者による香港統治」実行の重要な一歩 高まる「再出発」への期待
上海が立ち上げた統一フォトバンク 1度の撮影で身分証明書やパスポートなどに使用可
中国製ワクチンの安全性への疑問に全国政協報道官が回答
貧困脱却へのパスワード
米国防総省「米国の注射針と注射器の80%は中国製」
今年の「中欧班列」(西安)輸送数2万車両超 欧州への貨物が激増
ユナイテッド航空ボーイング777型機がエンジン爆発事故 中国に同型機なし
中国の学者、蓮DNAデータバンクを発表
焦慮から安心へ 新型コロナ対策で自国の体制への自信を強めた中国の若者
中国の若者に老後への不安 その具体的な理由とは?
中国の科学者、脊椎動物の水生から陸生への進化の謎を解明
焦慮から安心へ 新型コロナ対策で自国の体制への自信を強めた中国の若者
ワクチンの世界への公平な分配を促進
外資が海南自由貿易港への投資を強化するのはなぜか
英国がCPTPP加入を正式申請
第13次五カ年計画期間 中国のFDI残高が2倍に
中国でミニゲーム「合成大西瓜」が爆発的大ヒット!思わず夢中になってしまうそのワケ
国内低リスクから北京への移動には7日以内の「陰性」証明必要に コロナ対策強化
外交部、対中協力への欧米ビジネス界の積極的姿勢を称賛
北京地下鉄、マスク着用していない乗客への注意喚起は1日に240回
山東の金鉱爆発事故、作業員10人の死亡を確認
山東省の金鉱爆発事故 作業員11人が14日ぶりに救出
中国、ポンペオ氏等への制裁を発表
中国、17日の新型コロナの新規国内症例は93人 爆発的拡大の可能性は?













