韓国北部の江原道鉄原で23日午後4時ごろ、未確認の飛行物体が南北軍事境界線を越えて南下してきたと、韓国軍合同参謀本部が同日発表した。韓国軍が警告放送と機関銃約90発の警告射撃を行ったが、飛行物体を見失った。韓国軍は対空監視を強化。飛行物体の分析を急いでおり、無人偵察機との見方が出ている。
韓国では2014年3月から9月にかけ、江原道や京畿道、朝鮮半島西側の黄海など4カ所で落下した無人機が見つかった。最近では15年夏の南北緊張時や16年1月にも北朝鮮軍の無人機が軍事境界線を越えて南下したことがある。(ソウル=牧野愛博)