受動喫煙対策を強化する法改正をめぐり、塩崎恭久厚生労働相は26日の閣議後会見で、自民党がまとめた飲食店をひとくくりにし、一定の面積以下では喫煙を認める案に歩み寄る可能性を聞かれ、「広範な例外を恒久措置として残すことは国民に納得いただけない。原則屋内禁煙を守るべきだ」と述べた。
一定の期間以降は、喫煙できる例外を狭めるとする省側の案に自民党が合意すれば、党の案に譲歩する姿勢を見せた。
塩崎厚労相と自民党の茂木敏充政調会長は24日、都内で協議した。焦点の飲食店について喫煙を認める対象などが異なり、両者の主張は折り合わなかった。