アイスショーのオープニングに登場し、会場を盛り上げる羽生結弦=北村玲奈撮影
フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は26日、平昌五輪シーズンとなる来季のショートプログラム(SP)を千葉市で行われたアイスショーで初公表し、披露した。
フィギュア特集 Kiss and Cry
楽曲はショパン作曲の「バラード第1番」。同曲は2014~15年シーズンとその翌シーズンのプログラムでも使用。世界歴代最高得点を出した15年のグランプリ(GP)シリーズNHK杯や、直後に更新して現在も記録として残る110・95点をたたき出した同年のGPファイナルで滑った名プログラムだ。
五輪連覇を狙う羽生が所属するANAスケート部の城田憲子監督は「勝負の年だし、4年間で一番いい作品をやるべきだ。ショーに出ながら、ボリュームを加え、仕上げていく」と語った。
羽生は2季前のものと同様の水色と白の衣装でリンクに立った。冒頭に予定していたとみられる4回転ループは2回転になったが、その後のトリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループ―3回転トーループは着氷した。「納得できる演技はできていないが、楽しんで滑れました」と観客にあいさつした。