試合終了後、スタンドのサポーターの歓声に応える小林(手前)ら川崎のメンバー=角野貴之撮影
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は30日、ホーム・アンド・アウェー方式による決勝トーナメント1回戦の第2戦があり、川崎はホームでムアントン(タイ)を4―1で下し、3―1で制した第1戦に続いて2連勝。8年ぶり3回目の準々決勝進出を決めた。鹿島はホームで広州恒大(中)に2―1で競り勝ったが、2戦合計は2―2。アウェーゴール数で下回り、敗退した。
川崎、蓄えた地力を発揮 10分間に3ゴール
31日には、浦和がホームで済州(韓)と対戦する。
■ホームで痛恨の失点
鹿島にとって痛恨だったのは後半10分に許したアウェーゴール。ロングスローから混戦になり、押し込まれた。DF昌子は「それぞれがマークする相手に簡単に走られ、味方へ指示する声もなかった」。昨年末に熱戦を演じたクラブワールドカップへ出るため、アジア制覇は最大の目標だった。それだけに、昌子は「しょうもない失点で夢が終わった。情けない」と厳しい表情だった。
○石井監督(鹿) 「ACLはクラブに関わる全ての方が期待していたタイトル。ここで終わってしまうのは、非常に残念で申し訳ない」
○鈴木(鹿) 「(敗退に)今は冷静に考えられない。先発で出場し、責任を感じている」