財務省は1日、1~3月期の法人企業統計を発表した。企業の経常利益は前年同期比26・6%増の20兆1314億円。3四半期連続の増加で、比較が可能な1954年以降では3番目に高い額となった。国内設備投資額(金融・保険業をのぞく)も4・5%増の14兆2901億円で2四半期連続のプラスとなった。
経常利益の額は、1~3月期では過去最高。経常利益、設備投資額ともに、自動車産業での新型車の投入効果や生産能力の増強などが力強く、全体を押し上げた。スマートフォンや電話回線契約など情報通信関連も好調だ。設備投資額を業種別にみると、建設業や不動産業の好調を受けて非製造業で6・3%増、製造業で1・0%増となった。