東京電力ホールディングスの定時株主総会が23日午前、東京都内で始まった。新会長に川村隆・日立製作所名誉会長(77)、新社長に小早川智明取締役(63)が就く人事が承認される見通し。午後の取締役会で正式に新体制が発足する。
東電は政府出資の原子力損害賠償・廃炉等支援機構が株式の過半を持つ。昨年末に福島第一原発の事故対応費が大幅に膨らむことが明らかになり、政府は新体制で経営改革に臨む必要があると判断した。数土文夫会長(76)は退任、広瀬直己社長(64)は取締役を外れ、福島担当の副会長に就く。
川村新会長と小早川新社長は午後4時半に東電本社で記者会見を開き、経営方針や抱負を語る。
沖縄電力を除く大手電力8社は28日に総会を開く。