8日は朝から広い範囲で高気圧に覆われて各地で気温が上がり、午前中に30度以上の真夏日となる地点が相次いだ。午後も気温の上昇が見込まれ、35度以上の猛暑日も予想されている。
気象庁によると、正午までの気温は群馬県館林市34・5度、埼玉県秩父市34・0度、栃木県佐野市と東京都練馬区33・9度、茨城県大子町33・8度など。日中は、埼玉県熊谷市と甲府市で36度、前橋市で35度などと予想されている。東京都心も34度まで上がる見通し。
午前9時に水戸市民球場で始まった高校野球茨城大会の開会式では、入場行進で先導役を務めた女子生徒3人と選手2人が暑さのために倒れ、手当てを受けた。水戸地方気象台によると、同市は午前10時時点で30・6度を観測した。
また、午前10時半に長野県の松本市野球場で始まった長野大会の開会式でも、選手3人、吹奏楽部の生徒1人の計4人が気分が悪くなり、手当てを受けた。いずれも軽症という。