噴水で水遊びをする子どもたち=21日午後、大阪市鶴見区の鶴見緑地公園、上田潤撮影
日本列島は21日も高気圧に覆われ、各地で真夏日となった。群馬県では今年初めて、最高気温が35度を超える猛暑日となったほか、西日本でも京都府福知山市で32・4度、兵庫県朝来市で32度、石川県輪島市で31・1度となった。この暑さは23日まで続く見通し。
気象庁によると、猛暑日となったのは群馬県館林市で35・3度。この日は福島市34・2度、埼玉県熊谷市34度などと東日本を中心に気温が上がった。28・7度となった大阪市の鶴見緑地公園(鶴見区)では、水遊びを楽しむ子どもたちの歓声が響いていた。
埼玉県によると、21日午後2時15分ごろ、越谷市立大袋小学校であった運動会で、4年生の男児(9)が吐き気を訴え、熱中症が疑われたために病院に運ばれた。6年生の女児3人と4年生の男児1人も同様の症状で家族が病院に搬送。いずれも軽症という。
岩手県内でも、奥州市を会場に行われたマラソン大会で、参加者計17人が熱中症などの疑いで救急搬送された。地元消防本部によると、10キロコースに参加した女性(38)が正午すぎ、一時意識不明の状態で病院に搬送され、その後意識を回復した。同県雫石町のマラソン大会でも、参加者の男性(61)がめまいを訴え、救急搬送されたという。