亡くなった入所者に参列者が黙禱(もくとう)を捧げた=相模原市南区、代表撮影
相模原殺傷事件を受けて24日に開かれた追悼式で、神奈川県の黒岩祐治知事は亡くなった入所者19人のエピソードを紹介した。津久井やまゆり園の職員から聞き取ったという。黒岩知事は「あなた方のことを私たちは、決して忘れません。この悲しみを大きな力に変えて、ともに生きる社会を実現していきます」と誓った。エピソードは次の通り。
津久井やまゆり園事件から1年 670人集い追悼式
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・新年会で和太鼓演奏を楽しんでいた、あなた
・風邪をひかないよう気をつけていた、あなた
・寒い冬のラーメンを楽しみにしていた、あなた
・家族と一緒においしそうにおすしを食べていた、あなた
・満開の桜の中で甘酒を楽しんでいた、あなた
・お天気が良い日の日なたぼっこが好きだった、あなた
・さくらんぼ狩りを楽しんでいた、あなた
・行事でご家族と一緒においしいお弁当を食べていた、あなた
・小学生と二人三脚をがんばった、あなた
・すてきな作品づくりをしていた、あなた
・お母様からすてきな水着をもらって喜んでいた、あなた
・とても我慢強くて笑顔がすてきな、あなた
・じゃがいも掘りをがんばっていた、あなた
・夜空を彩る花火を仲間と見上げていた、あなた
・盆踊りの炭坑節が好きだった、あなた
・家族からの誕生日プレゼントを楽しみにしていた、あなた
・お祭りの屋台が大好きだった、あなた
・大みそかの年越しソバを楽しみにしていた、あなた
・いつもご家族と新年を迎えていた、あなた