現役引退後初めてのアイスショーで笑顔を見せる浅田真央さん=加藤諒撮影
元フィギュアスケート選手の浅田真央さん(26)が29日、大阪市内で、引退後初めてとなるアイスショーに出演した。「感謝の思いを伝えたい」と、親交の深いスケーターとともに現役時代の演技のメドレーなどを披露した。2015~16年の「蝶々夫人」を、男子の元世界王者ジェフリー・バトルさん(34)と演じて喝采を受けると、以前と変わらない真央スマイルを見せた。同時期に現役を過ごした高橋大輔さん(31)に「自分にしか開けない道を開いて」と声をかけられた浅田さん。「このショーが終わってからが新たなスタートだと思っている。やりたいことは色々、ぐるぐるしている」と語った。
フィギュア特集 Kiss and Cry
来年の平昌五輪を目指す宇野昌磨(トヨタ自動車)はこのショーで今季のフリー「トゥーランドット」を披露し、後半に4回転フリップを含む3本の4回転ジャンプを跳んだ。前半にはルッツやループの4回転を入れる構想を語り、「もっと自分の基準を引き上げたい」。
けがからの復帰を目指す宮原知子(関大)はできたばかりの今季のショートプログラム(SP)映画「SAYURI」を滑った。ジャンプでミスがあり「曲をかけたときにうまくジャンプが入らないが、戻ってきている」と現状を語った。