前傾姿勢で対局開始を待つ藤井聡太四段=大阪市福島区の関西将棋会館
公式戦29連勝の新記録をつくった将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)の対局が4日午前、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。王将戦1次予選決勝で、若手実力者の菅井竜也七段(25)と対戦。持ち時間は各3時間で、夕方ごろに決着が見込まれる。勝者が2次予選に進む。
特集:藤井聡太四段
藤井四段は昨年12月のデビュー戦から今年6月まで公式戦負けなしの29連勝を達成。新人ながら30年ぶりに歴代1位の連勝記録を塗り替えた。現在の通算成績は34勝2敗。
一方、菅井七段は現在進行している王位戦七番勝負の挑戦者。第2局まで終わり、羽生善治王位(46)に2連勝している。また、名人戦の予選にあたる順位戦(5クラス)では、最上位のA級に次ぐB級1組に在籍する。藤井四段がB級1組以上の実力者と公式戦で戦うのは初めて。(深松真司)