徳島県鳴門市の徳島自動車道で大型トラックに追突されてマイクロバスの高校生ら２人が死亡、１４人が重軽傷を負った事故で、徳島県警は２８日、トラックを運転していた菊池誉司容疑者（５０）＝過失運転致死傷容疑で送検＝が勤務する運送会社「東西物流」（松山市）と、バスを運行していた「阿波中央バス」（徳島県阿波市）を家宅捜索した。菊池容疑者の勤務実態や、バスが高速道路上に停止した際の安全確保に問題がなかったかを調べる。

バス横転、運転手と女子高校生が死亡 １４人負傷 徳島

松山市南高井町の東西物流には、２８日午前７時４５分すぎに県警の車が到着。捜査員らが建物２階にある事務所などを調べ、午後１時過ぎに段ボール数箱分の資料を押収して捜索を終えた。阿波中央バスの事務所兼車庫でも、県警の捜査員８人が午前８時過ぎから段ボール箱やカメラを持って入り、午後１時半ごろまで捜索した。（中村律、三上元）