韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)・大統領府国家安保室長は27日、米戦略兵器を韓国周辺に定期的に派遣する巡回配備が年末にも始まるとの見通しを示した。同日夜、文在寅(ムンジェイン)大統領と与野党幹部らとの会合で語った。韓国は北朝鮮情勢の悪化を受け、空母や戦略爆撃機などを含む戦略兵器の定期的な派遣を米国に求めていた。
出席した議員によれば、鄭氏は戦略兵器の朝鮮半島周辺への巡回配備について米側の約束を取り付けたとし、「早ければ年末にも始まり、防衛能力の拡大への助けになる」と語ったという。ただ、韓国政府関係者は28日午前、年末は難しいとの見方を示した。
文大統領らは、米軍戦術核の韓国再配備には米側が同意しないとの見方を示した。配布資料で、北朝鮮が10月10日の朝鮮労働党創建記念日前後に挑発することを警戒しているとした。
一方、文大統領は28日午前、…