仕える側の「ささやかな英雄性」 共感呼ぶイシグロ文学——贯通日本资讯频道
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仕える側の「ささやかな英雄性」 共感呼ぶイシグロ文学

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ノーベル文学賞受賞が決まり、記者会見するカズオ・イシグロさん=5日、ロンドン、石合力撮影


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■寄稿 柴田元幸(翻訳家)


ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏 英国の小説家


(文化の扉)はじめてのカズオ・イシグロ


英国の作家カズオ・イシグロは、一九八二年の第一長篇(ちょうへん)刊行以来、記憶という実はきわめて曖昧(あいまい)なものを通して、人が自分の過去と、さらには自分自身と向きあうことの困難と英雄性を主たるテーマに、読み応えある物語を端正な文章で綴(つづ)った作品を着実に発表してきた。新作の発表が世界各国の読者に待ち望まれている数少ない作家の一人であり、今回のノーベル賞受賞は、まず妥当と言ってよいと思う。


第一長篇『遠い山なみの光』刊行の翌八三年、英国の文芸誌『グランタ』若手英国作家特集号で、長崎生まれのイシグロは、インドのボンベイ(現ムンバイ)生まれのサルマン・ラシュディらとともに若手二十人のなかに選ばれ、英文学がもはやアングロサクソン系だけのものではなくなったことを実感させた。


『遠い山なみの光』は戦後の長崎と現代のイギリスを舞台とした作品で、やや生硬とも言えそうな几帳面(きちょうめん)な英語で書かれている。当時作者の背景を知らなかった一読者としては、この作家は日本の受験英語をきちんと身につけた人物ではないかと勝手に憶測(おくそく)したものである。ずっとあとになって、日本語で書かれた小説が英訳されたかのような効果をめざした、と作家本人が語るのを聞いて、なるほどと合点がいった。


八六年発表の『浮世の画家』も…



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