韓国・仁川空港に到着した平昌冬季五輪の聖火を持つ金姸児さん(右)ら=1日午前、白井伸洋撮影
平昌(ピョンチャン)冬季五輪の聖火が、開幕まで100日となった1日午前、韓国の仁川空港に到着した。フィギュアスケート女子の金メダリストで大会の広報大使を務める金姸児(キムヨナ)さんを含む代表団が、近代五輪発祥の地アテネから運んできた。韓国では1988年のソウル五輪以来、自国開催の五輪のために聖火が届けられた。
聖火は10月31日、アテネのパナシナイコ競技場でギリシャ・オリンピック委員会から韓国の代表団に引き渡され、チャーター機で到着した。朝鮮白磁をあしらった聖火トーチに移され、午後には韓国全土を走り抜ける聖火リレーが始まる。
聖火リレーでは南北朝鮮の人口約7500万人にちなんだ7500人の走者が、五輪開催年を象徴する2018キロをつなぐ。最新技術を駆使したロボットがトーチを手にしたり、北朝鮮との軍事境界線近くを自転車で通過したりするなど、多彩な趣向で大会をアピールする。五輪開会式が行われる江原道・平昌の競技場に来年2月9日に到着する予定だ。
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