北京2022年冬季五輪・パラリンピック気象センターはこのほど、冬季五輪気象サービスサポートの各種作業の準備が整っており、今年の「北京で会おう」シリーズウインタースポーツ大会で検証されると発表した。人民日報海外版が伝えた。 冬季五輪気象サービスはどれほどの精度を求められるのだろうか。答えは「分刻み、百メートル刻み」だ。つまり予報の時間を分刻みに精細化し、予報エリアを百メートル刻みに精細化することだ。 観測資料が限られているならば、厳密な観測ネットワークを全力で建設する。冬季五輪会場を中心に、気象当局は北京の市街地、延慶(北京市)・崇礼(河北省張家口市)及び周辺において、441の各種現代立体型観測施設を建設した。「超精細複雑山間部+超大都市一体型、三次元、秒刻み、複数要素」の冬季五輪気象総合モニタリングを実現した。 予報が難しいならば、予報体制に磨きをかける。気象当局は「睿図」数値予報モデル体制を構築し、北京・天津・河北の500メートル分解能、冬季五輪山間部会場中核エリアの100メートル分解能、10分毎のスピーディな更新を実現した。短期(0−1時間)から長期(30日内)の切れ目なき精細化グリッド予報商品を構築し、人工知能(AI)技術が冬季五輪中核エリア風力予報で役割を発揮することになる。 優れたサービスが求められるならば、百戦錬磨のサービスチームと至れり尽くせりのサービスシステムを構築する。52人からなる冬季五輪気象サービス中核チームは、2017年の冬から4年連続で会場エリアの実地訓練を展開している。冬季五輪気象総合可視化システム、多次元気象予報・警報システム、現場気象サービスシステム、中国天気網冬季五輪気象サービスウェブサイト、雪専用の気象予報・予測システムなどはベータ版の構築を完了した上、これまで複数の大会のサポートで導入されている。また専用情報ネットワーク、ビデオ会議システム、高性能計算資源の準備がいずれも整っている。(編集YF) 「人民網日本語版」2021年2月18日 |
北京冬季五輪、「分刻み、百メートル刻み」の気象予報を実現へ
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