平昌五輪の日本代表選手団の公式ウェアを着た(右から)大沢ちほ選手、高橋和広選手、小野塚彩那選手、葛西紀明選手、俳優の土屋太鳳さん、新田佳浩選手、藤本那菜選手、阿部友里香選手、須藤悟選手=1日午後、東京都渋谷区、長島一浩撮影
来年2月9日の平昌(ピョンチャン)五輪開会式まであと100日となった1日、日本代表選手団の公式ウェアが東京都内で発表された。開会式や表彰式などで着る予定で、アシックスジャパンが製作した。3月9日に開幕する平昌パラリンピックの選手団も同じウェアを着用する。
コンセプトは「日本を、誇れ。」。基調色には「サンライズレッド」と名付けた、昇る朝日をイメージした赤とオレンジの中間のような色が採用された。
日本勢最多を更新する8回目の五輪出場を目指すスキージャンプ男子の葛西紀明選手(45)=土屋ホーム=は「光が差すような力強さを感じる。何百も着てきたけど、こんなに輝かしいウェアは見たことない」。目標を問われると、「出るからには金メダル」と力を込めた。
発表会には、スペシャルサポーターとして俳優の土屋太鳳さん(22)も登場。「選手一人一人が全てを出し切る姿は人生の素晴らしさが凝縮されていて、『私ももっと頑張ろう』と勇気をもらえる」と五輪・パラリンピックへの思いを語り、「このウェアを着て登場するんだなって想像するだけで、本当に胸が熱くなります」。選手たちに向け、「一人の力は小さくても、思いを一つにすれば大きくなると信じて、私も全国の皆さんと全力で応援したい。がんばれ、日本!」と興奮気味にエールを送った。