白石隆浩容疑者が知人女性に送った自身の写真
神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が「今年3月からツイッターに自殺に関する投稿を始め、女性たちとやりとりをしていた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、投稿を始めたきっかけやその後の経緯、事件との関連について詳しく調べている。
特集:座間9遺体事件
捜査関係者によると、白石容疑者は今年2月、売春させると知りながら女性を風俗店に紹介したなどとして、茨城県警に職業安定法違反容疑で逮捕された。3月に保釈されて座間市の実家に戻り、この時期にツイッターのアカウントを開設した。自殺をほのめかすような内容の投稿を繰り返し、投稿に反応した女性らとやりとりを重ねていたという。
白石容疑者は同法違反罪で5月、水戸地裁土浦支部で懲役1年2カ月執行猶予3年の判決を受け、6月に確定。白石容疑者はこのころ、父親に対して「何のために生きているかわからない」などと漏らすことがあったという。
現場のアパートに入居したのは8月22日。同じ日に「死にたい」というアカウントを、9月15日には別のアカウント「首吊(つ)り士」を、それぞれ開設していた。警視庁は、白石容疑者が複数のアカウントを使い分け、人生に悲観的な投稿をしている女性らに「一緒に死のう」などとメッセージを送り、自宅に誘っていたとみている。
白石容疑者は「女性らに会って…