アジア・チャンピオンズリーグの決勝でボールをキャッチする浦和の西川周作
サッカーのクラブワールドカップが6日、アラブ首長国連邦(UAE)で開幕する。欧州や南米など6大陸の王者と、開催国代表の計7チームが世界一を決める最高峰の戦い。10年ぶりに出場する浦和が日本勢で初の優勝を狙う。
浦和には避けられない「関門」がある。世界のトップスターが集まった欧州王者レアル・マドリード(スペイン)だ。欧州チャンピオンズリーグで自身の持つ年間最多得点記録を更新したFWロナルド、スペイン代表の新星、21歳のMFアセンシオらに加え、ブラジル代表のマルセロらDF陣にも攻撃力のある選手が多く、「銀河系軍団」と呼ばれる実力は飛び抜けている。
浦和の初戦は、9日の準々決勝。開催国枠のアルジャジーラとオークランド・シティー(ニュージーランド)の勝者を下せば、準決勝(13日)でレアル・マドリードとの対戦が実現する。「組織力」の堅い守りでアジアチャンピオンズ・リーグを制した浦和は、DF槙野らのプレーが鍵を握る。GK西川は「決勝まで行けるように1戦1戦大事に戦いたい」。昨年の大会で、開催国枠で出場した鹿島が日本勢初の決勝進出。レアル・マドリードと点の取り合いを演じ、2―4で敗れた。浦和が前回出場した2007年大会は3位。堅い守備を土台に、旋風を起こすつもりだ。
このほか、北中米代表のパチュ…