統一会派形成をめぐり会談した民進党の増子輝彦幹事長(右から2人目)、平野博文国対委員長(右)と希望の党の古川元久幹事長(左から2人目)、泉健太国対委員長(左)=名古屋市、別宮潤一撮影
民進党と希望の党の幹事長、国会対策委員長は3日、名古屋市内のホテルで民進が呼びかけている統一会派に関して会談した。両党は前向きに協議することで一致し、来週以降、政策や理念のすり合わせ作業を進めることを確認した。
民進、年明け早々「希望詣で」 統一会派結成に向け躍起
民進は立憲民主党を含む3党での統一会派をめざしているが立憲は協議を拒否しており、協議は事実上民進、希望の2党で進むものとみられる。
民進の増子輝彦幹事長は会談後、記者団に「原則的には3党一緒に統一会派をつくりたいが、現時点では難しい状況だ」と話し、希望との個別協議を先行させる考えを示した。希望の古川元久幹事長は「最終的なゴールは統一会派。これを目指して協議を開始したい」と応じた。
正月三が日に政党幹部が会談するのは異例。22日召集の通常国会を前に「年末年始返上で対応する」(大塚耕平代表)という民進側の要請を受け、古川氏の地元名古屋に民進の増子氏らが出向く形で行われた。(別宮潤一)