新聞産業各社の労働組合で作る日本新聞労働組合連合(新聞労連、小林基秀・中央執行委員長)は12日、民主主義の確立や言論の自由などに貢献した記事を表彰する第22回新聞労連ジャーナリズム大賞に、朝日新聞取材班の「森友学園への国有地売却、加計学園の獣医学部新設をめぐる一連の報道」を選んだと発表した。
選考委員会では、一連の朝日新聞の報道について「社会的なインパクトがあった」「スクープが権力をチェックし、社会を動かす大きな力になることを改めて認識させた」などと評価された。
大賞以外の受賞作は次の通り。【優秀賞】沖縄県副知事による教員採用試験口利き問題のスクープと一連の報道(沖縄タイムス社会部教育班)▽イマジン―ともに生きたい(新潟日報社「イマジン」取材班)▽「新 移民時代」(西日本新聞社「新 移民時代」取材班)【特別賞】連載企画「古都・象徴・平和」(京都新聞報道部「古都・象徴・平和」取材班)【疋田桂一郎賞】連載「民族の炎」をはじめとする沖縄の自己決定権を巡る報道(琉球新報社編集局・宮城隆尋編集委員)