カーリング女子日本代表
平昌五輪のカーリング男女1次リーグは14日に初戦がある。日本代表はいずれもチームとしては初出場のSC軽井沢ク(男子)とLS北見(女子)。両チームとも、日本勢初の決勝トーナメント進出を狙える位置にいる。
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SC軽井沢クは昨年9月から、チーム結成以来最長となる約3カ月間の海外遠征を行った。「対戦機会の少ない欧州チームと対戦できたのは大きかった」とリードの両角公佑は手応えを語る。帰国後に参戦した12月の軽井沢国際選手権では、韓国などの代表チームを退けて世界ツアー初優勝を果たした。
ハードスケジュールを組んできたのは、LS北見も同じだ。昨年9月から欧州、カナダを中心にツアーを転戦し、今年1月にもカナダで合宿を張ってきた。セカンドの鈴木夕湖は「たくさん試合をこなして、つらい日々をチームで乗り越え、成長できた」と話す。
チームとしては初出場だが、主将で控えの本橋麻里は3回目、サードの吉田知那美は2回目の五輪。その上で本橋は「どれだけチャレンジャーとして戦えるかが鍵になる」と語る。
会場は観客席に囲まれた「アリーナアイス」。観客の数や出入りによって、氷の状況は刻々と変わる。両チームともガラス壁に囲まれた「クラブリンク」を本拠にしている。慣れない氷にどう対応するかが序盤のポイントになりそうだ。(渡辺芳枝)
〈大会方式〉 男女とも10チームが出場し、1次リーグ総当たり戦を行い、上位4チームが準決勝に進出する。準決勝では1次リーグ1位と同4位、同2位と同3位が対戦する。決勝は準決勝を勝った2チームで戦い、3位決定戦は準決勝で敗れた2チームで行う。男女の出場チームは次の通り。