リニア中央新幹線の駅工事で大手ゼネコン4社が談合したとされる事件で、東京地検特捜部が独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで大成建設元常務の大川孝容疑者(67)を逮捕したことを受けて2日、同社はコメントを出した。以下の通り。
大成元常務と鹿島幹部を逮捕 リニア談合の疑い
本日、リニア中央新幹線建設工事に関して、独占禁止法違反容疑で当社顧問が逮捕されました。
本件事態を厳粛に受け止めておりますが、当該顧問が当局の調べに対し12月8日以降、25回、約3カ月にわたり任意で応じているにもかかわらず、逮捕されたものであり、到底承服いたしかねるものです。
当社としましては、嫌疑を受けている内容は独占禁止法違反に該当しないと考えており、今後の捜査の過程において、当社の主張を行ってまいります。
かかる事態を招いたことにつきましては、株主の皆様をはじめ、多くのご関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしておりますことを深くおわび申し上げます。
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リニア中央新幹線の駅工事で大手ゼネコン4社が談合したとされる事件で、東京地検特捜部が独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで営業担当部長の大澤一郎容疑者(60)を逮捕したことを受けて2日、鹿島はコメントを出した。以下の通り。
当社の社員が、独占禁止法の違反容疑により逮捕されたことは誠に遺憾であり、ご関係の皆様に多大なご心配をお掛けしておりますこと、衷心より深くおわび申し上げます。当社といたしましては、引き続き当局の捜査に全面的に協力してまいります。