前半、中盤で競り合う本田=長島一浩撮影
サッカーの日本代表(世界ランキング55位)は27日、ベルギー・リエージュで、ウクライナ代表(同35位)と国際親善試合「キリンチャレンジカップ」で対戦し、1―2で惨敗した。オウンゴールで先行を許した日本は、前半41分にDF槙野のヘディングで同点とした。だが、後半24分にサイドを破られて勝ち越し点を奪われた。6月14日にロシアで開幕するワールドカップ(W杯)を控える日本にとって、1次リーグ第3戦で戦うポーランド代表(同6位)を想定した一戦だったが、主導権を握られる時間が続いた。1―1で引き分けた23日のマリ代表(同67位)戦を含め、この欧州遠征は未勝利。5月30日のガーナ代表(同54位)戦(日産ス)を経て、W杯の日本代表メンバーが発表される。
ハリルと選手に漂うぎくしゃく感 戦える集団とは
〈長谷部〉 「マリ戦も含めて厳しい戦いだった。今日も結果として負けているので良かった点を探すのは難しい。冷静に分析したい。こういう試合をして多くを語るのは難しいが、W杯までチームがひとつとなって、前を向いてやっていきたい」
〈柴崎〉 「チーム全体として、守備のやり方を詰めてきたつもりではあったが、(球を)とるべきところや、局面で負けてしまい、スペースを使われた。非常に厳しい結果」
〈日本・ハリルホジッチ監督〉 「レギュラーで今回呼べなかった選手もいる。W杯では、よりいいイメージの日本代表を見せられると思う。決意と意欲を持って、W杯に向けて準備をしていきたい」
〈ウクライナ・シェフチェンコ監督〉 「ボールをうまくコントロールできた。もっと点を取るチャンスはあった。日本のプレーは手堅かった。最後7分くらいは受け身に回った。W杯での幸運を祈っている」