斎藤チヨノさん=浪江町川添 幸せな暮らしとは何だろうか。福島県浪江町に通い、人々の温かい笑顔に触れて感じた私の率直な感想である。転勤先の大阪に向かう新幹線のなかで、浪江町の人々を思った。 斎藤チヨノさん(80)は毎日、畑を耕す。3月下旬、春間近の日差しをたっぷり受けて、この日もチヨノさんはつるはしを握っていた。ゴボウを手で掘り出して「たわしでこすったら食べられるわい」。からし菜を摘んで言う。「塩でよくもむんだ。すっと、うんと辛くなるから」 食卓には畑で調達した野菜が並ぶ。「おら、自分で種をまいて育てたもんを食べるのが好きだ」。19で浪江に嫁いだ。ずっと農作業をやってきて、ずっと農作業が生きがいという。 午前5時半に起きて、朝ご飯を食べるとすぐに畑に出る。昼食のほかはずっと畑だ。サッカー場の半分ほどの畑で好きな野菜や花を育てる。長さ10メートルほどのビニールハウスも、高さ2メートルほどの木製の小屋も、自分でつくった。「おらが脚立に登ってつくっただ」とケロッと言う。 二本松市の仮設住宅で暮らしていた頃、服装にも気を使い、好きなカラオケにも通ってみた。だが、何より農作業がしたかった。 「おら、避難先で野菜買うなんてきいてびっくりしたもんね」。近くに農地を借りて作物を育て始め、浪江にも通い農地を耕した。 避難指示が解除された直後の2… |
80歳が再び耕す 浪江町で教わった、生きる事の力強さ
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