漫才コンビ「ミルクボーイ」の駒場孝さん(左)と内海崇さん。筋トレをしていない内海さんは、たんぱく質と野菜中心のメニューを初めて食べ「体に良いことをした実感がある」と苦笑い=大阪市西区のプロテインラボ
「筋肉」がちょっとしたブームになっている。筋肉をつくるプロテイン(たんぱく質)と野菜中心の飲食店が登場し、健康美を競うコンテストの参加者が急増。引き締まった体への憧れが高まっているようだ。
大阪市西区北堀江にある「プロテインラボ」は、「理想の体づくり」をうたう飲食店。たんぱく質と野菜を中心に、脂質や糖質を抑えた食事を出している。
「美しくやせる」など6種類の目的別に基本メニューを用意。「無駄な脂肪をつけず筋肉をつける」メニューは、ゆで卵の白身、アスパラガスやブロッコリーなど温野菜の盛り合わせ。これに玄米などの穀物、ローストチキンや大豆製のソイミートといったたんぱく質を好みで組み合わせ、1人前税込み1100~1900円だ。
この地区にはトレーニングジムが多いことから、健康や美容に関心が高い人の来店を見込み、2017年6月に開店した。泉野遼店長(28)によると利用客は20~50代の男女で、大半は筋トレをしている人だという。
市内の駒場孝さん(32)もそのひとり。漫才コンビ「ミルクボーイ」で活動しながら趣味の筋トレに励み、北堀江のジムでトレーナーも務める。トレーニング後、30分以内に食事をすると筋肉の成長に効果的だといい、ときどき訪れる。「友達と行く外食ではカロリーや脂肪、糖質がネックになって食べられないものが多い。この店なら心配しなくて済みます」
大阪・北新地の「マッスル(筋…