スマートフォンで指導者を選ぶ際のイメージ(KDDI提供)
KDDIは5日、元プロサッカー選手や指導者らの中からコーチを選び、好きなサッカー場やフットサル場で個人指導を受けられるスマートフォンのサービスをこの夏に始めると発表した。日本代表の本田圭佑選手が社長を務める会社と共同で手がけ、高い技術を身につけたい人たちと、活躍の場を求める引退後の選手らを結びつける。
まずは首都圏でサービスを始め、コーチ約100人がシステムに登録される見込み。利用者がスマホやパソコンで希望する日時を指定すると、対応可能な指導者が表示され、それぞれの得意な技術や料金を見ながら選択できる。
料金は指導者によって違い、1回1時間で3500円程度からを想定しているという。2020年までには水泳など他のスポーツを対象に加え、全国で展開する予定。指導者は約3千人に増やすことをめざす。
本田選手は「すべての人が目標を実現するために、ユーザー自身が指導者や施設を自分の都合で選ぶことの出来るプラットフォームを提供する」とコメント。KDDIの高橋誠社長は会見で、将来的には、利用者の体にセンサーをつけて動きを分析し、技術の向上につなげる仕組みを導入したいという考えを示した。(徳島慎也)