メルカリ創業者の山田進太郎さん。世界旅行でインドに足をのばし、ガンジス川を背に。
メルカリ創業者・山田進太郎さん
「早稲田のビル・ゲイツ」が築く巨大フリマ 世界に攻勢
――メルカリを利用する人が増えています。
スマホに専用アプリを入れておけば、モノの売り買いが手軽にできる「市場」をつくりました。欲しかったものが安く手に入ったり、意外なものが売れたり、フリーマーケット感覚です。
――売買を仲介しているのですね。
代金の未払いを防ぐとともに、問題のある商品はキャンセルできるよう、仲介しています。買う人がメルカリに代金を振り込んだ後、出品者が品物を発送します。品物が無事届き、中身の確認ができたら、メルカリが、出品者に代金を振り込む。これで詐欺やトラブルを回避しています。
――フリマの経験があったのですか。
ええ、だいぶ昔ですが、友人と10回弱ほど。服や本など不用品を売ってお金に換えました。フリマは商売の原初的な体験ができて楽しい。やってみて、一般の人がどうフリマを活用するのか、その感覚を持てました。スマホ上にどう表現するか、実際の体験が役立ちましたね。
――不用品売買にチャンスを見いだしたのは世界放浪がきっかけだとか。
旅から帰国して日本でスマホが…