ナゴヤドーム=2014年、名古屋市東区
「総選挙」が名古屋にやって来る――。人気アイドルグループ・AKB48の新しいシングルCDに参加するメンバーをファン投票で決める「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」の開票イベント会場がナゴヤドーム(名古屋市東区)に決まった。19日未明、メンバーらが出演するラジオ番組で発表された。開票は6月16日。
今年で10回目となる選抜総選挙の開催地については「屋根がある」「数万人収容できるスペースがある」などの条件で初めて公募され、105件の応募があった。
ナゴヤドームは、北九州メディアドーム(福岡県)、別府国際コンベンションセンター(大分県)とともに最終候補に入っていたため、地元では期待が高まっていた。名古屋市の河村たかし市長は、自身のツイッターに「doing my bestしとるよ」と書き込み、地元開催に意欲をみせていた。
立候補の資格は国内6グループ(AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48)と海外3グループ(JKT48、BNK48、TPE48)のメンバーに与えられ、330人以上が立候補した。当選枠は100人。
過去の開票イベントは数万人規模の集客があり、テレビの地上波でも放送された。宣伝効果のほか、ファンの宿泊費や飲食費など経済効果があるとされている。(原知恵子)